2026.6.24
「いいね」が少ないのに見られている!SNSの拡散と検索の仕組み
不動産会社のご担当者からSNS運用のご相談をいただく中で、
「全然いいねが増えない」
「頑張って投稿しているのに反応が薄い」
という悩みは、本当によく聞きます。
投稿直後の数字を見て、「これ、意味あるのかな……」と不安になりますよね。
大丈夫です。結論からお伝えすると、不動産会社のSNSにおいて「いいね」の数は、それほど重要ではありません。
実は、あなたの投稿は「いいね」を押さない多くの人たちに届いており、SNSのシステムが勝手にお客さん候補を見つけて広めてくれています。
今回は、その「目に見えない拡散の仕組み」と、「検索」で選ばれるための工夫を紹介します。
「いいね」の裏側で、投稿は勝手に広がっている
「フォロワーが少ないうちは、誰の画面にも届いていないのでは……」と焦ってしまいがちですが、そんなことはありません。
今のSNSは、フォロワー以外の「まだ見ぬ潜在顧客」に投稿を届ける力が強くなっています。
AIが勝手におすすめしてくれる仕組み
SNSの画面を開いてスクロールしていると、自分がフォローしていないアカウントの投稿が流れてくることはありませんか?
- おすすめ投稿: タイムラインに勝手に出てくる投稿
- リール一覧: スクロール中に次々出てくる動画
- 発見タブ: 検索画面に並ぶ投稿
私自身、最初は「なんでこの投稿が表示されるんだろう?」と思うことがよくありました。しかも、表示される投稿が必ずしも「いいね」が大量についているとは限らなかったのです。
不思議に感じていたのですが、これは、SNS側のAI(アルゴリズム)が、自動的におすすめ表示している仕組みでした。
今のSNSは、単純なフォロワー数やいいね数だけではなく、“ユーザーがどんな投稿に興味を持つか”をAIが判断しながら拡散しています。
「いいね」に現れないユーザーの動き
SNS側のAIが見ているのは、「いいね」や「コメント」といった表面的な数字だけではありません。
- 視聴維持率: 動画をスキップせずに最後まで見たか。
- 再生回数: ループして見返されたか。
- 滞在時間: 手を止めて、じっくり写真や文字を読んだか。
こうした細かな動きをAIが分析し、さらに多くのユーザーへおすすめ表示されやすくなります。
最近のSNSでは、「投稿は見るけれど、あえて“いいね”は押さない」というユーザーもいます。
特に不動産情報は、プライベート性が高いこともあって、“いいね”は押されなくても、実際にはしっかり見られていることが多いジャンルなのです。

実は「いいね」より重要なこと
「いいね」の数が気になりがちなSNSですが、不動産会社の運用では「保存数」にも注目してみてほしいと思います。
「保存」は自社の存在を残せた証拠
その瞬間の共感でクリックするのが「いいね」に対し、保存は「あとで見返したい」「役立つから残しておきたい」という気持ちの表れです。
不動産という商材は「見てその場で買う」ものではありませんよね。
- 「半年後の引っ越し時に見返したい」
- 「エリア情報を覚えておきたい」
これらの情報をユーザーが「なくしたくない」と思ったということは、あなたの会社が提供した情報の価値が認められ、将来的に会社を思い出してもらえるきっかけになったということです。
また、せっかく頑張って作ったSNSの投稿は、自社のホームページにも活用しましょう。
弊社の不動産専門ホームページ作成サービス「不動産繁盛」では、公式Instagramや公式Xの投稿をホームページ内に自動表示できます。SNSで発信した情報をサイト訪問者にも見てもらえるため、「SNS→ホームページ」「ホームページ→SNS」の相乗効果が期待できますよ。
「バズる」より「役立つ」を目指す
不動産会社の投稿で「保存」を狙うには、派手な演出よりも「実用性」が近道です。
- エリア情報: 「〇〇駅周辺のおすすめカフェ5選」
- ノウハウ系: 「初期費用を10万円安くするコツ」
- 比較系: 「1LDK vs 2DK、どっちが使いやすい?」
こうした「あとで役に立つ情報」を積み上げ、いいねの数だけでは見えない、会社の認知や信頼につなげてみましょう。
「いいね」の代わりに「検索」で選ばれる工夫
AIによる自動拡散を待つだけでなく、自ら情報を探しに来た人に『見つけてもらう』工夫も大切です。それがSNSの中にある検索機能への対策です。
最近では、Google検索ではなく、SNSの検索窓で情報を探すユーザーが増えている印象があります。
検索画面で自社の投稿をヒットさせるには、以下の4点を意識してみてください。
① 地名と目的を具体的に書く
「素敵な物件です!」という抽象的な言葉だけでは、検索に引っかかりません。
- 「〇〇駅から徒歩5分の物件」
- 「〇〇市でペットと暮らせる部屋を探している方へ」
地名や駅名、条件などを本文に含めるだけで、ユーザーの検索画面に出やすくなります。
② ハッシュタグを工夫する
ハッシュタグは、言葉の「組み合わせ」を意識します。
- ビッグワード:#不動産 #賃貸(ライバルが多すぎて埋もれる)
- ミドルワード: #〇〇市住まい #ペット可
- スモールワード: #〇〇駅ランチ #〇〇小学校区
これらをバランスよく混ぜましょう。特に「地名 × 〇〇」の組み合わせは、そのエリアで探している人にダイレクトに届く武器になります。
③ 画像内のテキスト(文字入れ)
SNSのAIは、画像の中にある「文字」も認識しています。
1枚目の画像(表紙)に大きく「後悔しない内見のコツ」と書いてあるだけで、検索アルゴリズムに「これは役立つ投稿だ」と認識されやすくなります。
④ プロフィールも検索対象になっている
Instagramでは、投稿だけでなくプロフィールも検索対象になります。
「アカウント名・名前欄・プロフィール文」にも、地域名や得意分野を入れておくことが大切です。
また、プロフィールには必ず「自社のホームページアドレス」を記載し、スムーズな導線を作っておきましょう。
「不動産繁盛」では、SNSからホームページに流れてきたユーザーが、気軽に次のアクションへ進みやすくなるよう、すべてのプランに「物件ごとのLINE問い合わせ機能」を標準搭載しています。ユーザーの手を止めることなく、自然にSNSから問合せまでつなげる導線作りをサポートをしています。

裏側の反応を確認する方法(インサイト)
「いいね」が少なくても裏側で広がっているのなら、それを確認してみたいですよね。SNSには投稿者だけが見ることができる「インサイト」という分析機能があること、知っていますか?
不動産会社のアカウントを「ビジネス用(プロアカウント)」に設定していれば、誰でも無料で見ることができます。
- リーチ数: 合計で何人の画面に表示されたか
- フォロワー以外の割合: 新しい人にどれだけ届いたか
- 保存数: 何人が「あとで見返したい」と保存したか
これらを確認すれば、「いいねは3つでも、実は500人に届き、2人が保存している」といった裏側の真実が分かります。どの投稿が見られ、どんな情報が残されているかを把握でき、次の投稿やアプローチ方法を改善する大切なヒントになりますよ。
また、「不動産繁盛」ではホームページの提供だけでなく、SNS運用で行き詰まった際のアドバイスなど、日々の運用サポートも担当者が丁寧に行っています。

まとめ
不動産会社のSNSは、会社を知ってもらい、地域情報や雰囲気を伝える「認知」の積み重ねが大きな役割です。そのため、「いいねが少ない」「フォロワーが増えない」という状態だけで、失敗と判断する必要はありません。
本当に大切なのは、
・保存される
・検索で見つかる
・継続して更新する
ということ。
まずは数字を気にしすぎず、無理なく続けられる形で発信を続けてみましょう。



