サイト運営お役立ちコラム

2025.12.15

集客・SEO

GA4入門!不動産サイト運営で最低限見るべき3つの数字

「アクセス解析は難しそう」
「数字を見るのが苦手で、つい後回しになる」
「どのように活かせばよいのか分からない」

こう感じている不動産会社の方は、とても多いのではないでしょうか。
日々の業務では、来店対応、電話対応、物件確認、広告管理など、やることが山ほどあります。
その中で「ホームページの数字まで手が回らない」というのは無理もないことです。

特に最近は、
「GA4に切り替わってから、正直よく分からなくなった」
「前のアナリティクスより難しくなった気がする」
という声をよく耳にします。

全部を理解する必要は全くない

Googleアナリティクス4(GA4)は、従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)と比べて、

  • 画面構成が大きく変わった
  • 専門用語が増えたように見える
  • どこから見ればいいのか分かりにくい

と感じやすいツールです。

その結果、
「よく分からないから、触らなくなった」
「数字を見ること自体を諦めてしまった」
という状態になっている不動産会社も少なくありません。

ですが、ここで安心していただきたいのは、GA4の全部を理解する必要は全くない、ということです。

不動産サイトの運営において大切なのは、高度な分析や専門的なレポートではありません。

  • 今のサイトは、ちゃんと見られているのか
  • お客様は、どんな情報を求めているのか
  • 問い合わせにつながる流れはできているのか

この最低限が判断できれば、十分です。

今回は、GA4初心者の不動産会社向けに、
「最低限、これだけ見ておけばOK」
という3つの数字・考え方に絞って解説します。


数字を見る目的は「改善点を見つけること」

最初に、アクセス解析に対する考え方を整理しておきましょう。

まず、数字は、減った・増えたに一喜一憂するものではありません。
「今月はアクセスが〇件だった」
「先月より少し増えた」
ここで終わってしまうと、次の行動につながりません。

数字を見る本当の目的は、

  • うまくいっている部分はどこか
  • うまくいっていない部分はどこか

を客観的に把握し、改善すべき点や攻める方向性のヒントを得ることです。

たとえば、
「アクセスは増えているのに、問い合わせは増えない」
という場合、問い合わせに至る道筋のどこかにユーザーが足踏みをする何かがある可能性が考えられます。

逆に、
「アクセスは少ないけれど、問い合わせ率は高い」
のであれば、集客さえ増やすことができれば、大きく方向性は変えずとも成果が伸びる可能性もあるということです。

難しい分析や専門的なレポートは、最初は不要です。
最初から完璧な分析をしようとせず、
「気づくために数字を見る」
このくらいの軽い感覚で十分です。


① どのページがよく見られているか

最初に確認したいのは、
どのページがユーザーからよく見られているか
という点です。

GA4では、ページごとの閲覧数や表示回数を見ることができます。
不動産サイトの場合、一般的に閲覧数が多いページは、

  • 物件一覧ページ
  • エリア紹介ページ
  • ブログやコラム記事
  • 購入・賃貸の流れページ

などが考えられます。

これらの閲覧数の傾向を読むことで

  • ユーザーが何に興味をもってサイトを訪問したのか
  • 結果、ユーザーがどの情報に興味を持ったか

が分かり、力を入れるべき方向性が見えていきます。

例えば、「〇〇市の住みやすさを紹介するページ」がよく見られている場合、
そのエリアで物件を探している人が多いと考えられます。

「住宅ローン解説の記事」が読まれている場合は、
購入を検討し始めたばかりのお客様が多いのかもしれません。

重要なのは、よく見られているページは「集客の入口」になっている、という点です。
そのページをただ読まれて終わりにしてしまうのは、非常にもったいない状態です。

  • 興味を引きそうな物件情報へのリンクはあるか
  • 問い合わせや来店予約への導線は分かりやすいか
  • 次に何をすればいいか、を具体的に示せているか

こうした点を見直すだけでも、
問い合わせ数が増えるケースは少なくありません。


② どこからサイトに来ているか

次に見るべき点は、
どこからサイトに来ているか(流入元)です。

GA4では、

  • 検索エンジン(Googleなど)
  • SNS(Instagram、X、Facebookなど)
  • 他の不動産ポータルサイト
  • 広告経由

といった流入元を確認できます。
この数字を見ることで、

  • SEO対策が効いているか
  • SNS運用が集客につながっているか
  • 広告が適所でユーザーの目に触れているか

などを判断することができます。

「ブログ更新を頑張っているのに、検索流入が増えない」のであれば、記事内容やSEOキーワードの選定に改善の余地があるかもしれません。

「Instagramからの流入が増えている」のであれば、投稿内容や物件紹介の方向性がSNSユーザー層に響くものになっていると判断することができます。

ここで大切なのは、
自分たちが力を入れている施策と、数字がきちんと一致しているか
を確認することです。

この点が一致していないと、一時的にアクセス数は増えても成約率が上がらないまま、という結果を招きかねません。
取り扱っている物件の強みと、ユーザーの求める情報が効果的に出会う場所はどこか、感覚ではなく数字で読み取ることが重要です。


③ 問い合わせにつながっているか

3つの中で、最も重要なのがこのポイントです。

最終的に、問い合わせにつながっているか

アクセスがどれだけ多くても、問い合わせや来店予約がゼロであれば、ビジネスとしては成果が出ていない状態です。

ここで大切なのは、

  • 問い合わせページまでユーザーがたどり着いているか
  • 送信ボタンを押す前に離脱していないか

ということです。
例えば、問い合わせページへのアクセス数は多いのに、実際に送信されている件数が少ない場合、

  • 入力項目が多すぎる
  • 必須項目が分かりづらい
  • スマホで入力しづらい

といった問題点が考えられます。
又、問い合わせページ自体があまり見られていない場合は、

  • 問い合わせボタンが目立たない
  • ページの下までスクロールしないと出てこない
  • 目的に合った問い合わせフォームが見つからない

などの導線に問題があるのかもしれません。

数字を見ることで、
「なぜか分からないけどうまくいっていない」
という曖昧な感覚が、具体的な改善点へと変わるのがお分かりいただけたでしょうか。


数字は「比較」で見る

アクセス解析の数字は、単体で見ていても判断しにくいものです。

ここで大切なのは「比較する」ということです。
例えば、

  • 先月と今月
  • 去年の同じ時期
  • 改善前と改善後

などです。

どこかの時点と比べることで、数字が流れを表すものになり、現在地を示すものになります。
大きな変化がないように見えても、少しでも良くなっていれば方向性は間違っていません。
数字は比較することで羅針盤のように機能するのです。


毎日見る必要はない

数字が見えるようになってくると、ついつい毎日チェックしたくなってしまうかもしれません。
ですが、GA4は頻繁にチェックする必要はありません。
むしろ毎日見ると、数字の上下に一喜一憂してしまい、疲れてしまいます。

おすすめなのは、

  • 月に1〜2回の定期チェック
  • サイトを改善した後に一度確認

このくらいの頻度です。
短いスパンで監視するように数字の上がり下がりに囚われてしまうと、その都度何か対策を取らねばとかえって誤った方向性を導き出してしまうこともあります。

大切なのは、定期的に見る習慣をつけること。頻度ではありません。


数字が教えてくれること

数字に表れているのは、お客様の行動そのものです。

  • どこで迷っているか
  • どこで離脱しているか
  • 何に興味を持っているか

これらの数字を把握することで、感覚や経験だけに頼らない、根拠あるサイト運営が可能になります。

GA4は強い味方

GA4は、決して気難しいツールではありません。

  • 見る数字を絞る
  • 難しい用語は気にしない
  • 改善に使う

最初は、この3点を意識するだけで良いのです。

完璧を目指さず、無理のない形で、できるところから取り組んでいきましょう。
GA4は不動産サイト運営の強い味方になります。